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常設展示

展示の特色

徳島ってどんなところ?常設展では、「徳島まるづかみ!-”いのち”と”とき”のモノ語り」をテーマに、豊富な資料や映像コンテンツを用いて、徳島の自然や歴史・文化を総合的に紹介しています。あなたも、徳島の魅力や特色を“まるづかんで”みてください。

展示室マップ

 

観覧料


常設展専用アプリ「遊山ナビ」のご案内

「遊山ナビ」は、徳島県立博物館常設展の観覧にあたり、音声ガイドやAR、VRを活用した体験をお楽しみいただくための専用のアプリです。iOS/iPadOS版とAndroid版があります。お手持ちの端末に応じてインストールし、ご利用ください。あらかじめご自宅でインストールした上でのご来館をお勧めします。

遊山ナビのダウンロード

■iPhone、iPadなど、iOS/iPadOS端末をお持ちの方

App Storeからダウンロード及びインストールしてください。

■Android端末をお持ちの方

Google Playからダウンロード及びインスト-ルしてください。機種によって不具合が生じる場合があります。その際は貸出端末をご利用ください。


コミュニケーションゾーン

コミュニケーションゾーン、学芸員紹介展示やデジタルアーカイブ、巨大スクリーン「遊山シアター」などがあります。この場所でいろいろな人とコミュニケーションをとりましょう

コミュニケーションゾーンはさまざまな要素をあわせもつ空間です。徳島をまるづかみできる高精細映像の遊山(ゆさん)シアターやデジタルコレクションウォール、スタッフや利用者が交流できるコミュニケーションボードなどがあります。


展示

1.徳島恐竜コレクション

徳島恐竜コレクション

 

徳島県の勝浦川盆地周辺には、今からおよそ1億3000万年前から1億年前の白亜紀前期(はくあきぜんき)の地層が分布しています。これらの地層からは、さまざまな動植物の化石が産出しており、四国で初めて、恐竜の化石が発見されました。その後の発掘調査でも貴重な化石が発見されています。


2.地質時代の徳島

地質時代の徳島を紹介しています。ナウマンゾウの骨格標本、宍喰の国指定天然記念物「化石漣痕」のレプリカを展示しています。

徳島を含む四国地方では、ほぼ東西方向に、時代やでき方の異なる岩石や地層が帯状に並んでいます。四国の土台は、付加体(ふかたい)とよばれる岩石や地層の複雑なあつまりからできています。さらに付加体の上にさまざまな時代の地層が覆いかぶさっています


3.先史・古代の徳島

先史古代の徳島。銅鐸や埴輪を多数展示しています。

先史・古代では、およそ2万年前から11世紀ごろまでの時代を扱います。徳島に初めて人がやってきてから、自然環境の変化や東アジアとの交流の中で、生産技術や社会構造を変化させながら、現在の徳島県へとつながる「阿波国(あわのくに)」が誕生するまでの人々の姿を紹介します。

  ■ VRドア「古墳」

VRドアから、古墳の横穴式石室(よこあなしきせきしつ)に入ってみましょう。吉野川市にある「忌部山2号墳(いんべやまにごうふん)」と、美馬市にある「段の塚穴(だんのつかあな)」の2か所の古墳の石室を現場にいるような感覚で観察することができます。2つの違いを探してみましょう。


4.中世の徳島

中世の徳島。徳島に多い板碑や三好長慶を紹介しています。

中世は荘園・公領(しょうえん・こうりょう)が支配と生活の場になった時代で、11世紀後半から16世紀後半までをいいます。朝廷や幕府などが並び立って全国を支配し、実力を高めた武士や、民衆の活動が活発でした。また、仏教やまじないなどの信仰が浸透していました。

  ■VR体験ルーム

VR体験ルーム 恐竜化石発掘体験やアユ釣り体験をしてみましょう

「トクシマ・ダイナソー・ツアー」で徳島の恐竜時代にタイムスリップ!化石の発掘も仮想体験できるよ。

「人とアユの知恵くらべ 吉野川 アユ釣り入門!」、君も吉野川上流でアユ釣りにチャレンジ!


5.近世の徳島

近世の徳島、徳島城や徳島藩の政治、町や村の暮らし、産業を紹介しています。

近世は、主に安土桃山時代と江戸時代を指し、16世紀後半から19世紀後半までをいいます。阿波では、近世を通じて蜂須賀氏による支配が続きました。徳島藩の領内では、阿波藍など多くの特産物が生産されました。また、四国遍路を中心とする旅が人びとの間に浸透しました。

  ■VRドア「阿波藍」

藍染め(あいぞめ)の染料になるのがすくも。そのすくも作りの現場に、VRドアからご招待!毎年秋から冬にかけて行われる藍の葉の寝せ込み(ねせこみ)作業のど真ん中へどうぞ。藍師(あいし)の息づかいや、発酵が進む藍の葉の臭いを想像してみてください。


6.近現代の徳島

近現代の徳島、明治、大正、昭和の徳島を紹介しています。

近現代は、19世紀後半以降を指し、社会や国民の生活は大きく変化しました。明治、大正、昭和時代には戦争がくり返し行われ、戦禍は徳島県にも及びました。敗戦後の復興、高度経済成長を経て今日に至るまで、人びとが豊な生活を営むことができるよう努力が続けられています。


7.徳島のまつりと芸能

徳島のまつりと芸能。阿波踊りと人形浄瑠璃を中心に、徳島の文化を紹介します。

徳島は、温暖な気候と多様な自然に恵まれた地域です。藍(あい)に代表される多くの産物を全国に供給し、政治、経済、文化の中心地であった畿内(きない)や江戸(えど)との交流を盛んに行ってきました。人びとは自(みずか)らのまつりや芸能に、他地域から流行を取入れ、阿波踊りなど様々なまつりと芸能を生み出し、受け継いできました。


8.徳島の自然とくらし

徳島の自然とくらし。山、川、海の大自然とそこで営まれる人の暮らしを紹介します。

徳島の気候や地形は変化に富んでいます。県南部の温暖な気候から、標高2000m近くになる剣山周辺の冷涼な気候までさまざまです。県の面積のおよそ80%を占める山地には、谷の深い険しい地形が多くみられます。また、県内には吉野川や那賀川など多くの河川があり、豊富な水資源をもたらしています。徳島の多様な自然環境には多くの生きものがすんでおり、私たちのくらしと自然の関わりかたもさまざまです。

カンドリ舟・土佐舟

カンドリ舟(ぶね)は、吉野川中・下流域などで、土佐舟(とさぶね)は、吉野川上・中流域などで、アユ漁などに使う川舟(かわぶね)です。主に竹竿で川底を突いて舟を進めます。カンドリ舟は、川の多様な地形に対応できるよう船底(ふなぞこ)が平らに、船首(せんしゅ)と船尾(せんび)がそり上がるように造られています。小型の土佐船は、急流にも対応できるよう頑丈(がんじょう)に造られています。展示しているカンドリ舟(ぶね)は、全長およそ6m30㎝、土佐船(とさぶね)は全長およそ4m10㎝です。


9. 自然史コレクション

自然史コレクション。ふだん展示していない動物・植物・地学の各分野の資料を、テーマを決めて展示します。

自然史コレクションでは、色や形が美しいことから人気のある鉱物の標本とともに、ふだん展示していない動物・植物・地学の各分野の資料を、テーマを決めて展示します。おもしろい色や形の鉱物や、さまざまな動物、植物、化石標本などを、機会あるごとに紹介していきます。新たな発見や驚きに出会うことができるかもしれません


10. 歴史・文化コレクション

歴史文化コレクション。考古、歴史、民俗、美術工芸の各分野ごとに定期的に資料を公開します。

博物館には、常設展(じょうせつてん)で展示されている以外にも多くの資料が保管されています。歴史・文化コレクションでは、考古(こうこ)、歴史(れきし)、民俗(みんぞく)、美術工芸(びじゅつこうげい)の各分野について、テーマと期間を決めて、資料を公開します。みなさんが見たこともない資料に出会ったり、あたらしい発見に、胸をときめかせたりできるかも知れません。


11. 県民コレクション

県民コレクション。県民協働の活動の紹介を行っています。

徳島県立博物館は、県民のみなさんと一緒に調査や展示、普及教育等を行い、自主的な学びや地域活動を支えています。『県民コレクション』は、それらの活動の成果を発表する場です。見るだけではもったいない博物館。人生を豊かにする博物館活動に参加しましょう。


12. 地球と生命の歴史

12地球と生命の歴史。地球とそこに生きる生物の進化の歴史を紹介します。

今からおよそ46億年前、地球が誕生しました。そして、40億年前から38億年前ごろには生命が誕生していたと考えられています。生命は、海の中で誕生し、長い期間、微小な生物でした。しかし、6億年前から5億5千万年前ごろになると、大型の生物が現れました。そして、4億年前ごろには、生物は陸上に進出し、その後、さまざまな環境に適応し、進化していきました。


13. 生物の多様性

13生物の多様性。地球上に暮らす様々な生物がいかに多様であるかを紹介しています。また外来生物や絶滅などの問題も提起する展示もあります。

生物は気の遠くなるような年月をかけて進化してきました。現在の地球には、およそ160万種という驚くほどたくさんの生物がすんでいます。それらは互いに複雑に関わりあいながら、生きています。人間も同じように、他の生物とつながりながら、自然の恩恵を受けて生きています。しかし今、自然環境の悪化に伴って地球上の生物の多様性が失われつつあります。