平成3年度 第4回企画展「阿波の刀剣」
阿波の刀剣
阿波国では、中世のころから南部の海部川のあたりで刀剣がつくられました。近世には、徳島城下などいくつかの地域で新しく刀剣づくりが始まり、多数の刀工が、何代にもわたり活躍しました。
この企画展では、阿波国でつくられた刀剣のうちとくに優れたものを出品し、いままであまり知られなかった阿波刀の魅力をさぐってみたいと思います。また、阿波の金工がつくったた刀装具、蜂須賀家旧蔵の甲冑もあわせて展示いたします。
海部刀 拵(こしらえ)
白糸威二枚胴具足(しろいとおどしにまいどうぐそく)
脇差 阿波刻具氏
会期
平成4年2月18日(火)から3月22日(日)まで。 月曜・祝日休館
主催
徳島県立博物館、日本美術万剣保存協会徳島県支部
会場
徳島県立博物館企画展示室
観覧料
大人200円 大学・高校生100円 小・中学生50円
◆講演会 3月15日(日) 聴講無料
おもな出品作品
◆刀 阿州氏吉作
◆刀 阿州泰吉
◆刀 泰長
◆脇指 阿波国具氏
◆太刀 髪作 寛永十八年二月吉日
◆脇指 伊勢守国輝 元禄十弐年二月日
◆刀 阿州海部住藤原氏吉