情報ボックス 本の紹介

普及係 徳野壽治

情報図鑑-博物館から大自然までのがイドブック-

情報図鑑-博物館から大自然までのがイドブック-

上田篤・きとうち藍編著 松岡達英絵 ¥1,800 福音館書店

この本は、何かに興味をもったり疑問をもったりしたとき、いったいどこへ行ったらわかるだろうか?そんなとき適切な情報を与えてくれます。たいへんわかりやすい文章で書かれており、漢字には全てかながうたれていて、絵がたくさん使われているので、小学生から大人まで十分に楽しめます。
執筆者は、全国の博物館や遊園地、町並み、自然を実際に歩き、疑問や興昧に十分答えられるコーナーや施設、あるいは楽しい施設、すばらしい自然など、約500か所を選び出してあります。そして、書き方は今までの施設案内のように、それぞれの施設の内容をただ紹介するのではなく、疑問を解いてくれる適切な“コーナー” そのものに力を入れて紹介しています。
内容は、10テーマに分かれており「からだ」「衣食住・くらし」など身近なテーマからはじまり「見る・聞く」「遊ぶ」…「動物・植物」「自然・地球」…「宇宙への旅」のように楽しみを広げてくれます。
そのなかの一つ「からだ」は「健康」「人体」「歯」「薬」の4つのテーマからなっており、それぞれに博物館が紹介されています。たとえば、「健康」の頂では健康科学館(広島県広島市)が紹介されていますが、地図入りの交通・入館案内が付けられています。
徳島県では4つのテーマで下の場所が紹介されています。
貝に詳しくなる…………モラスコ牟岐(牟岐(むぎ)町)
橋を見る一つり橋……かずら橋(西祖谷山村)
ウミがメについて知る……力レツタ・日和佐、うみがめ博物館(日和佐町)
トンボを見に出かける…………黒沢(くろぞう)湿原(池田町)
一度、この本を片手に謎解きに出かけてみてはいかがでしょうか?
この他にも、『冒険図鑑一野外で生活するために-』『自然図鑑一動物・植物を知るために一』、『遊び図鑑ーいつでもどこでもだれとでもー』『工作図鑑一作って遊ぼう!伝承・創作おもちゃ一』のタイトルで、遊びの本シリーズが福音館書店から出版されています。

生物観察の手引き

生物観察の手引き

日本生物教育学会 徳島県支部編 ¥2,500

この本は、日本生物教育学会徳島県支部が10年来取り組んできたもので、徳島県内で長年フィールドワーク中心に研究されている方々が執筆し、1994年3月に発行されたものです。いっぱんに生物に興味・関心がある人のための本ですが、徳島県内の学校の理料教師の方々には、ぜひ一読されそばに置いて欲しい一冊です。学習指導要領が改訂されるたびに実験・観察が重視されてきましたが、実際に行うためには、その手引き書が不可欠になってきます。その手引き書がまさに本書にあたると思います。
内容は、身近なテーマの動物関係6項目、値物関係6項目からなり、図・写真・表などを多く取り入れ、準備物、方法、観察の仕方、まとめ方、発展の例がわかりやすく示されています。

 

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