博物館ニューストップページ博物館ニュース129(2022年12月1日発行)半田敷地屋本家大久保家の漆器(129号歴史・文化コレクション)

半田敷地屋本家大久保家の漆器【歴史・文化コレクション】

 現在の徳島県美馬郡つるぎ町半田では、江戸時代から昭和40年代にかけて、半田塗りという庶民向けの漆器がつくられました。敷地屋本家大久保家は、江戸時代には徳島藩の保護のもと、明治から大正期にかけては独力で、半田塗では唯一の漆器問屋を経営しました。当館は令和4年6月に、子孫の方より漆器類約1,300点の寄贈を受けました。それらは同家で使われた食膳具を中心とし、商品である半田漆器をふくみます。寄贈資料により、阿波においてながく漆器生産をになっていた家が、みずからどのような製品をそろえたのか、また半田塗とはどのような塗物なのかを知ることができます。それらの一部を展示し、敷地屋本家大久保家および半田塗について紹介します。

 

外青漆内本朱吸物膳 文政2年(1819)作

外青漆内本朱吸物膳 文政2年(1819)作

惣朱兜附菓子椀安政5~6年(1858 ~ 59)作

惣朱兜附菓子椀安政5~6年(1858 ~ 59)作

 

外青光内本朱 本高菊蝶絵組くみ肴さかな盆ぼん産地不明 嘉永元年(1848)作

外青光内本朱 本高菊蝶絵組肴盆 産地不明

嘉永元年(1848)作

会期

令和4年12月20日(火)~令和5年4月2日(日)

開館時間

9:30 ~ 17:00

会場

博物館2階 常設展示室内歴史・文化コレクション

休館日

月曜日(ただし令和5年1月9日(月・祝)は開館、翌10日(火)は休館)

年末年始(12月29日~1月4日)

観覧料

常設展観覧料 (一般400円、高校生・大学生200円、小学生・中学生100円)
※祝日・振替休日は観覧料無料
※各種減免あり

学芸員による展示解説

日時

■ 12月25日(日) 13:30~14:00
■ 2月11日(土・祝) 15:00~15:30
■ 3月26日(日) 13:30~14:00

会場

博物館2階 常設展示室内 歴史・文化コレクション

 

 

カテゴリー

ページトップに戻る