世界の種と実

植物担当 茨木靖

大きな豆でしょう(図1)。これは、豆の莢(さや)としては世界最大級のモダマのなかまの実です。日本でも沖縄や屋久島(やくしま)などにはこのなかまが見られます。フタゴヤシの種(たね)は世界最大です(図2)。大きなためか熟すのに4~5年もかかるそうです。ヤシのなかまですが、水には浮かばないので浜辺でいくら待っていても“どんぶらこ”と流れてくることはまずありません。ヤシのなかまと言えば、もうひとつおもしろいものがあります。ゾウゲヤシです(図3)。胚乳(はいにゅう)の部分がとても堅く象牙にそっくりです。印鑑(いんかん)を作るのにもぴったりだそうです。これらの不思議な種や実は企画展「世界の種(たね)と実(み)」で展示します。

図1モダマのなかまの莢(さや)

図1モダマのなかまの莢(さや)

図2フタゴヤシ

図2フタゴヤシ

図3ゾウゲヤシ

図3ゾウゲヤシ

 

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