刀 銘(表)寛文七ヒノトノ未凡三百八十ヶ日八月日 (裏)阿州於福島惣左衛門尉永次造【表紙】
美術工芸担当 大橋俊雄
阿波(あわ)国では、戦国時代に海部川(かいふがわ)流域で刀剣の生産がはじまったといわれ、江戸時代には国内各 地で刀工の活動がみられました。写真の刀は、寛文(かんぶん)7年(1667)に徳島(とくしま)城下の福島(ふくしま)の地で永次(ながつぐ)が打ったものです。永次は本名を岡本栄次(おかもとながつぐ)といい、いまの板野(いたの)郡板野(いたの)町の生まれです。
博物館では、部門展示「博物館所蔵の刀剣」(2019年12月3日(火)~2020年2月16日(日))を開催し、館蔵の刀剣を展示しますのでぜひごらんください。