創立100周年 徳島水平社【歴史・文化コレクション】
部落問題(ぶらくもんだい)は、日本における深刻な社会問題のひとつであり、被差別部落(ひさべつぶらく)の人たちは不当に社会的権利を奪われてきました。そして、部落差別は今も根強く続いています。
しかし、差別を解決するために尽(つ)くした人びとがいたこと、その営みが今日の人権意識の礎(いしずえ)となって
いることは事実です。とりわけ、大正11年(1922)に誕生した全国水平社は、社会の差別意識を問い、日本の人権史上に一段階を画(か)くしました。その2年後の大正13年には、徳島水平社が創立されました。
この展示では、徳島水平社創立100周年を記念して、部落差別をなくすことに尽力(じんりょく)した人びとやその取り
組みを紹介します。
水平社パンフレット 扉を開く(1934年、当館蔵)
全国水平社の創立者のひとりである阪本清一郎(さかもとせいいちろう)(1892~1987)が、水平運動の方針などをまとめたもの。
虫送り(むしおくり)一件につき済口書(すみくちしょ)(1779年、当館蔵)江戸時代の身分制度の不合理さに対し、異議申し立てを行った一件を伝える資料。
会期
令和6年10月22日(火)~令和7年1月19日(日)
休館日
月曜日(ただし、11月4日(月・振替休日)と1月13日(月・祝)は開館)
11月5日(火)、1月14日(火)、12月29日(日)~1月4日(土)
開館時間
9:30~17:00
会場
博物館2階常設展示室内 歴史・文化コレクション
観覧料
常設展観覧料(一般400 円、高校・大学生 200 円、小・中学生100 円)
※祝日・振替休日は観覧料無料 ※各種減免あり
展示解説
日時
①10月27日(日)
②11月23日(土・祝)
③12月14日(土)
④12月22日(日)
いずれも13:30~14:30
会場
博物館2階 常設展示室内 歴史・文化コレクション
備考
事前申込み不要、常設展観覧料が必要です
※11月23日は祝日のため無料)