あとがき

7月28日~30日には、「写生大会」が行われました。この行事は、樽物館が開館してから5周年に当たるため、その記念イベントの1つとして開催されたものです。小学生を対象にしたのですが、3日間で201名が参加し、自分で思い思いの展示物を選び描きました。

人気があつた展示物は、チラノサウルスやメがテリウムの全身骨格、県南海底のジオラマ、タ力・シ力・魚の剥製(はくせい)などでしたが、中には徳島域の鬼瓦(おにがわら)や人形浄瑠璃(じょうるり)の娘頭(むすめがしら)をていねいに描いている子もいました。

ふだん、博物館を見学しているときは、展示物をなにげなく見ていることが多いものですが、それを描くとなるとじっくり観察しなければなりません。そうすると、今まで気がつかなかった、その震示物の特徴を見つけることができます。実は、この特徴を見つけることが大切なことなのです。このように観察力が高まってくれば、博物館の見学がもっともっとおもしろいものになるでしよう。

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