あとがき

普及担当 福島秀樹

9月29日(日)には、野外自然かんさつ「河口のいきもの」が行われました(図1)。橋の下の岩場の観察からはじまり、れき底、砂底、泥底といった変化に富んだ干潟(ひがた)を、クラウンド先の砂州の先端まで足をのばして観察しました。特に泥干潟部では、シオマネキやトビハゼが観察でき、参加者も大喜びでした。講師によると、シオマネキは、環境庁のレッドデータブックにのっている希少種ということです。徳島にすむ私たちにとっては、吉野川や勝浦川の河口の泥干潟部で簡単に見ることができ、環境に恵まれていることを実感しました。

図 1「河口のいきもの J。

図 1「河口のいきもの 」

10月13日(日)には、歴史散歩「徳島城めぐり」が行われました(図2)。徳島中央公園の鷲(わし)の門前に集合しました。講師を紹介すると、参加者から期せずして拍手がおこりました。日程並びに注意事頂のあと、徳島城のあらましと鷲の門の概要(がいよう)の説明がありました。講師の説明を一言も聞きもらさず、確認をとっていく参加者の熱心さにびっくりしました。講師も太鼓櫓(やぐら)や月見櫓などをていねいに解説しました。子どもに質問しながら、説明をしていたのがよかったようです。ついで城山にあがり、東二の丸で休憩をとり、いよいよ、本丸東門、本丸、弓櫓と佳境(かきょう)に入りました。行事終了後、折れ曲がり塀を圭える舌石(ぜっせき)を調査中、旧寺島川沿いでヘビに遭遇(そうぐう)しました。いろいろあった行事でしたが、大変勉強になる行事でした。

図2 「徳島城めぐりJ。東二の丸跡。

図2 「徳島城めぐりJ。東二の丸跡。

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