緑柱石(りょくちゅうせき)(アクアマリン)【表紙】
地学担当 中尾賢一
緑柱石(りょくちゅうせき)(アクアマリン)
緑柱石は、ベリリウムという元素を含んでいる6角柱状の鉱物です。宝石としても愛好され、エメラルド(緑色)、アクアマリン(淡青色)、モルガナイト(ピンク)など、色の違いによってさまざまな名称でよばれます。
アクアマリンは、主としてペグマタイト(粒のあらい特殊な火成岩)に含まれていて、大きくキズのない結晶が得られます。熱処理してカットすることが多いようです。
写真の資料(パキスタン産)もペグマタイトに含まれていたもので、白雲母(しろうんも)(六角形の板状のもの)の結晶に囲まれています。