門出のセレモニー -婚礼・葬送の習俗-【企画展】
結婚と死は人生における区切りとされ、ともに婚礼・葬送というさまざまな形式やしきたりに則した門出の儀礼が行われてきました。形を変化させながらも結婚式・葬式の儀礼は、人の一生において、現在でも欠かせないものとなっています。
企画展では、主に徳島県内で行われてきた婚礼・葬送の習俗に焦点をあて、儀礼の様子や、使用されてきた道具、装飾品、衣装などをあらためて見ることで、結婚と死が人の一生の通過点としてどのような意味を持つと考えられてきたかを紹介します。
図1 婚礼衣装 明治期 (穴吹町教育委員会蔵)
●展示構成
(1)婚礼
①花嫁行列
②婚礼衣装
被り物と白無垢
花嫁衣装
③儀式の装飾
床飾り
結納品
④徳島の特徴的な婚礼習俗
花嫁菓子
婚礼写真前撮
(2)葬送
①葬列
②葬列の衣装と死装束
葬列の衣装
死装束
③儀式の装飾
祭壇と枕飾り
戸外の祭壇
④徳島の特徴的な葬送習俗
巳正月
図2 角樽と魚篭(館蔵)
図3 天蓋(館蔵)
会期
7月17日(火)~8月26日(日)
会場
博物館企画展示室
観覧料
一般200円/高校・大学生100円/小・中学生50円(20名以上の団体は2割引)
関連行事
記念講演会
日時
8月12日 (日)13:30~15:00
会場
文化の森イベントホール 聴講無料
講師
近藤直也氏(九州工業大学情報工学部教授)
演題
「白無垢と綿帽子の思想―徳島県下の婚礼・葬送儀礼をめぐって―」
展示解説
日時
7月29日(日)13:30~14:30
8月19日(日)13:30~14:30
会場
企画展会場(入場には企画展観覧料が必要です。)