サメの世界【企画展】

サメの世界

サメ類(工イ類を含む)は骨格(こっかく)がすべて軟骨(なんこつ)からなる軟骨魚類の一群です。約4億年前の古生代(こせいだい)デボン紀に出現し、中生代(ちゅうせいだい)末の白亜紀(はくあき)にはすでに現代型のサメ類の多くは出揃(でそろ)っていたと考えられています。サメ類はこれまで、硬骨(こうこつ)魚類よりも原始的(げんしてき)な魚類であると見なされてきました。しかし、硬骨魚類が軟骨魚類から進化したという証拠(しょうこ)がないこと、繁殖様式(はんしょくようしき)や代謝系(たいしゃけい)など硬骨魚類よりも優(すぐ)れた点があることなどから、現在では硬骨魚類とは別に独自の進化を遂げた群であると考えられるようになってきました。

この企画展ではサメ類について、形の多様性(たようせい)や面白(おもしろ)さを中心に、進化(しんか)の道筋(みちすじ)や生活様式などについて剥製(はくせい)や模型(もけい)、化石などを通じてご紹介(しょうかい)します。魚類の中でもっとも大型になるジンベエザメをはじめ、人食いザメとして知られるホオジロザメ、まるでUFOのような形のイトマキ工イなどのほか、ホオジロザメより巨大であったと考えられる化石種ム力シオオホオジロザメ(力ル力口ドン・メガロドン)の実物大の顎(あご)の模型も展示します。

会期

平成16年4月24日(土)~5月30日(日)
休館日: 4月26日(月)、5月6日(木)・10日(月)・17日(月)・24日(月)

会場

博物館企画展示室

観覧料

一般200円/高校・大学生100円/小・中学生50円(20名以上の団体は2割引)

展示解説

4月25日(日)と5月9日(日)

両日とも14:00~14:30に企画展示室内にて(観覧料が必要です)

カテゴリー

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