博物館ニューストップページ博物館ニュース077(2009年12月1日発行)冬越しする昆虫をさがそう!(077号野外博物館)

冬越しする昆虫をさがそう!【野外博物館】

動物担当山田量崇

体温調節ができない昆虫たちは、寒くなると自分たちの体温が下がってしまい、体の動きもにぶくなってしまいます。そのため、昆虫たちは、さまざまな工夫をして厳しい寒さを乗り越えるわけです。どのような昆虫がどのような場所で、どのような状態で冬を越すのかは決まっており、それらの様子は、人家の周辺や田んぼの周りなど意外と身近な所でも見ることができます。

モンシロチョウのさなぎ。体の色がトタン板のサビのようです。

モンシロチョウのさなぎ。体の色がトタン板のサビのようです。

オオミノガ。ミノには葉をよく付けます。枝の真下にぶらさがります。

オオミノガ。ミノには葉をよく付けます。枝の真下にぶらさがります。

チャミノガ。ミノには小枝をたくさん付けます。枝に対して約45度の角度でしっかりとくっつきます。

チャミノガ。ミノには小枝をたくさん付けます。枝に対して約45度の角度でしっかりとくっつきます。

ナミアゲハのさなぎ。トタン板と同じ色をしています

ナミアゲハのさなぎ。トタン板と同じ色をしています

ハラビロカマキリの卵のう。よく見かけるカマキリの卵のうの一つです

ハラビロカマキリの卵のう。よく見かけるカマキリの卵のうの一つです

ゴマダラチョウの幼虫。エノキの根元の落ち葉や石の下にいます。

ゴマダラチョウの幼虫。エノキの根元の落ち葉や石の下にいます。

ナガサキアゲハのさなぎ。体の色が木の幹とそっくりです。

ナガサキアゲハのさなぎ。体の色が木の幹とそっくりです。

イラガのまゆ。卵の殻のようですが糸でつづられた繭です。

イラガのまゆ。卵の殻のようですが糸でつづられた繭です。

 

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