描(えが)かれた地震【企画展】
日本列島は世界的にみても地震が際(きわ)だって多い地域です。日本では地震を避(さ)けて生活することはできないため、古来から地震と人々の生活の結びつきは深く、すでに江戸時代には地震や地震に伴(ともな)って発生する津波を描いた絵画(かいが)や瓦版(かわらばん)などが多く出版されています。地震は、断層(だんそう)が動くことによって起こる現象です。山地や湖などの地形をつくる大きな要因でもあり、四国山地は数多くの地震によって形づくられたともいえます。
この企画展では、地震が起こる原因、地形にみられる地震の痕跡(こんせき)などを紹介するとともに、鯰絵(なまずえ)や南海地震の瓦版など、江戸時代以降の地震に関する絵画資料も数多く紹介します。
津波碑 慶長南海地震(1605年)宝永南海地震(1707年)の被害状況を刻んだ石碑(海陽町鞆浦)
野島断層 兵庫県南部地震(1995年)で活動し、地上に現れた断層(兵庫県淡路市)
主催
徳島県立博物館・兵庫県立人と自然の博物館
会場
博物館企画展示室(1階)
会期
10月21日(金)~ 11月27日(日)
時間
9:30 ~ 17:00
休館日
毎週月曜日
観覧料
一般200円 高校・大学生100円 小・中学生50円
※20名以上の団体は2割引
※土・日及び祝日は小学生・中学生・高校生無料
※学校教育での利用は無料
関連行事
(1)ナマズウシ大作戦!講談+立版古(たてばんこ)ぬりえワークショップ
日時
10月23日(日)10:30 ~、13:30 ~
場所
博物館講座室(3階)
講師
河南堂珍元斎(かなんどうちんげんさい)氏(兵庫県立人と自然の博物館地域研究員)
定員
各回15人(事前申込みが必要です。8ページを参照してください)参加無料
(2)動く断層ペーパークラフトを作ろう
日時
11月3日(木)10:30 ~、13:00 ~、14:00 ~、15:00 ~の4回
場所
博物館常設展示室および博物館実習室(3階)
講師
加藤茂弘氏(兵庫県立人と自然の博物館研究員)
定員
各回25人(当日受付)
参加無料
3)鯰絵ぬりえ
日時
11月3日(木)9:30 ~ 16:00
場所
博物館企画展示室前の通路
定員などはありません
参加無料
(4)野外見学会 地震と津波の跡を見よう!
日時
11月13日(日)7:30 ~ 18:00
場所
高知県室戸岬および海陽町浅川
講師
中尾賢一(博物館学芸員)
対象
小学生から一般まで(小学生は保護者同伴)
定員
45名(事前申込みが必要です。8ページを参照してください)
その他
文化の森発着、貸切バスを使用します
参加無料
(5)展示解説
日時
10月30日(日)、11月6日(日)、11月20日(日)
いずれも14:00 ~ 15:00
場所
博物館企画展示室(1階)
講師
中尾賢一(博物館学芸員)
備考
企画展観覧料が必要です