学校給食の脱脂粉乳【表紙】
民俗担当 磯本宏紀
給食用ミルクポットと脱脂粉乳ケース(阿南市阿波公方・民俗資料館蔵)
昭和24年にユニセフからの提供を受けて始まった脱脂粉乳(だっしふんにゅう)によるミルク給食は、昭和50年頃まで継続されていました。湯でといた脱脂粉乳を、ミルクポット(図1)からアルマイト製の器などに注いで飲んでいました。図2の脱脂粉乳ケースの側面には、加熱殺菌して飲むようにという旨(むね)の注意書きが貼(は)られています。
企画展「いただきま~す! 一食の生活史と自然誌-」では、学校給食の変遷(へんせん)についても紹介します。