日本のアザラシと極地の動物たち【特別陳列】
極海(きょくかい)の代表的な哺乳類(ほにゅうるい)であるアザラシ、南日本の四国・徳島ではあまり馴染(なじみ)のない動物ですが、2005年に那賀川河口に現れたアゴヒゲアザラシのナカちゃんをはじめ、これまで3個体の迷行(めいこう)個体が現れました。日本には北海道の沿岸域を中心に5種のアザラシ類が生息しています。今回の展示では日本に生息するアザラシ類の分類、生態、生息状況を紹介するとともに、漁業との関係、保全に向けての取り組みなどについて、アザラシと人間のよりよい関係を模索(もさく)する団体「プロジェクトとっかり」の活動からご紹介します。そして、アゴヒゲアザラシがなぜ、本来の生息地から2,000km以上離れた徳島の海までやって来たのか、最新の研究成果についてもご紹介します。
さらに、徳島在住の動物写真家・香川美穂氏による北極や南極にくらすアザラシ類をはじめ、ホッキョクグマやペンギン類などのすばらしい生態写真を展示します。
展示構成
①アザラシとは
②日本のアザラシ
③アザラシと共存する
④アゴヒゲアザラシの迷行と徳島県への来遊(らいゆう)
⑤極地(きょくち)の動物たち
会期
2017年4月15日(土)~6月11日(日)
休館日
月曜日
開館時間
午前9時30分~午後5時
会場
徳島県立博物館1階 企画展示室
スライド&トーク
会場
博物館1 階企画展示室
学芸員編
講師
佐藤陽一(徳島県立博物館)
日時
4月16日(日)、5月7日(日)14:00~15:00
動物写真家編
講師
香川美穂氏
日時
4月29日(土・祝)、5月4日(木・祝)14:00~15:00
プロジェクトとっかり編
講師
藤井啓氏、コバヤシカヨ氏
日時
5 月3 日(水・祝)、21 日(日)14:00~15:00
※いずれも申込みは不要です。直接会場へお越しください。