博物館ニューストップページ博物館ニュース109(2017年12月1日発行)よみがえる、ふるさとの“ たからもの”―大津波被災文化財の再生から未来へ―(109号特別陳列)

よみがえる、ふるさとの“ たからもの”―大津波被災文化財の再生から未来へ―【特別陳列】

2011年3月11日に発生した東日本大震災において、大津波による壊滅(かいめつ)的な被害を受けた陸前高田市立博物館(岩手県)では、全国の博物館・文化財保存関係者や市民らの連携(れんけい)と努力によって救出された様々な資料(ふるさとの“たからもの”)を修復(しゅうふく)し、再生する取り組みが続けられています。

図1 被災した陸前高田市立博物館

図1 被災した陸前高田市立博物館

 

図 2 被災資料のレスキュー活動

図 2 被災資料のレスキュー活動

図 3 植物標本の修復作業

図 3 植物標本の修復作業

 

図 4 再生された資料

図 4 再生された資料

 ①「定留(じょう」嘉永3 年(個人蔵) ② 蕨手(わらびて)刀(陸前高田市立博物館蔵)③青い目の人形(陸前高田市立
気仙小学校蔵)④徳島県立博物館で修復した植物標本(陸前高田市立博物館蔵)

この特別陳列では、再生された資料を通じ、地域における博物館の果たす役割、博物館と資料、文化財を守ろうとするネットワークの意義を考えます。あわせて、徳島県内での文化財レスキューや津波碑の保存・活用などの取り組みを紹介し、私たちの身近な問題としてもとらえたいと思います。

会期

2017年12月16日(土)~2018年1月21日(日)

休館日

月曜日(1月8日は開館)、12月29日(金)~1月4日(木)、1月9日(火)

会場

博物館1階 企画展示室

観覧料

無料

主催

徳島県立博物館、津波により被災した文化財の保存修復技術の構築と専門機関の連携に関するプロジェクト実行委員会

協力

歴史資料保全ネットワーク・徳島

※この特別陳列は、平成29年度文化庁文化芸術振興費補助金(地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業)による助成を受けて実施するものです。

被災文化財安定化処理ワークショップ

日時

1月14日(日)9:30 ~ 16:30

会場

博物館3階 実習室

内容

被災文化財の安定化処理(劣化防止処理)についての講義と実習

対象・定員

一般40人

展示解説 

日時

12月17日(日) 13:30 ~ 14:00
1月21日(日) 13:30 ~ 14:00

申込不要

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