フタバガキ科の植物の果実【表紙】羽根のように長く伸びた“萼がく”が二枚ついている。
植物担当 茨木靖
フタバガキ科の植物は、世界の熱帯に自生する常緑高木(じょうりょくこうぼく)で、680種ほどが含(ふく)まれます。特に熱帯雨林(ねったいうりん)に多い樹種(じゅしゅ)で、木材はラワン材として利用されています。“フタバガキ”という和名は、柿のような形をした果実に羽根突(はねつ)きの羽のような“萼(がく)”が2枚ついていることによります。
当館企画展「ジャングルいきもの図鑑(ずかん)」【会期:2018年7月20日(金)~9月9日(日)】では、ここで紹介したフタバガキ科の植物を含む、熱帯・亜熱帯域の森の奇妙(きみょう)で興味深い動植物をご紹介します。