60年前にうまれた博物館【表紙】
考古・保存科学担当 植地岳彦
1959年12月10日、「徳島県博物館」は、県民の寄付によって、全国でも数少ない総合博物館として開館しました。当時の近代建築の技術を駆使した鉄筋コンクリート造(づくり)、塔屋(とうや)3階が付く5階だてで、16人乗りエレベータが付いた建物でした。展示室として、郷土室、科学室、産業・天文室、現代美術室、生物室、地学室が設けられ、5階には特別展などを開催するホールがありました。
徳島県博物館(1959 ~ 1990)
郷土室
地学室
1990年、「徳島県立博物館」として文化の森総合公園へ移転しましたが、その中にあった資料は現在も受け継がれています。