徳島おふだコレクション~はらいたまえ きよめたまえ~【企画展】
おふだは、神仏の守護によって災厄(さいやく)や病難(びょうなん)を、防いだり除いたりすることができると信じられているものです。神社や寺院で配布されるほか、かつては修験者(しゅげんじゃ)や御師(おし)と呼ばれる人たちによって家々に配られることもありました。人びとは日々の平穏無事(へいおんぶじ)事を願い、受け取ったおふだを、家の門や戸口、柱、天井などに置いたり貼(は)り付けたりしてきました。
徳島県内には、受け取ったおふだの数々を、家を守るものとして代々保存していた例が多く見られます。当館には、そうしたおふだが千点近く寄贈され、コレクションを構築しつつあります。コロナ禍(か)に見舞われた昨今、館蔵のおふだを一挙公開し、古くから今なお続く、人びとの日常の平穏無事を願う姿をふりかえります。
伊勢神宮(三重県)の御師によって配られていた大麻
大量に保存されていた四国遍路納札
愛宕山教学院(京都府)から発給されたおふだ
出雲大社(島根県)の御師によっておふだと一緒に配られていた十六島海苔
太宰府天満宮(福岡県)のおふだ
開催期間
2021年10月15日(金) ~ 11月21日(日)
開館時間
9:30~17:00
休館日
月曜日
会場
徳島県立博物館 企画展示室(1階)
観覧料
一般200円、高校・大学生100円、 小・中学生50円
※各種減免あり
展示解説
日時
令和3年10月17日(日) 午後1時30分~午後2時30分
令和3年11月 7日(日) 午後1時30分~午後2時30分
会場
徳島県立博物館 企画展示室(1階)
*観覧料が必要です。
展示構成とおもな展示資料
(1)おふだとは
(2)徳島市名東町(元庄屋)に残されたおふだ
・愛宕山教学院、祇園社成就院発給のおふだ
(3)鳴門市撫養町(元造り酒屋)に残されたおふだ
・大量の四国遍路納札
(4)阿波市土成町(元寺子屋?)に残されたおふだ
・太宰府天満宮発給のおふだ
(5)発見!こんなものも残っていた!
・広げると10m以上にもなる最強の御守(おまもり)「九重守(ここのえまもり)」
・出雲大社のおふだに「十六島海苔(うっぷるいのり)」
(6)現在も見られるおふだ