博物館ニューストップページ博物館ニュース124(2021年9月10日発行)徳島おふだコレクション~はらいたまえ きよめたまえ~(124号企画展)

徳島おふだコレクション~はらいたまえ きよめたまえ~【企画展】

おふだは、神仏の守護によって災厄(さいやく)や病難(びょうなん)を、防いだり除いたりすることができると信じられているものです。神社や寺院で配布されるほか、かつては修験者(しゅげんじゃ)や御師(おし)と呼ばれる人たちによって家々に配られることもありました。人びとは日々の平穏無事(へいおんぶじ)事を願い、受け取ったおふだを、家の門や戸口、柱、天井などに置いたり貼(は)り付けたりしてきました。
徳島県内には、受け取ったおふだの数々を、家を守るものとして代々保存していた例が多く見られます。当館には、そうしたおふだが千点近く寄贈され、コレクションを構築しつつあります。コロナ禍(か)に見舞われた昨今、館蔵のおふだを一挙公開し、古くから今なお続く、人びとの日常の平穏無事を願う姿をふりかえります。

 

伊勢神宮(三重県)の御師によって配られていた大麻

伊勢神宮(三重県)の御師によって配られていた大麻

大量に保存されていた四国遍路納札

大量に保存されていた四国遍路納札

愛宕山教学院(京都府)から発給されたおふだ

愛宕山教学院(京都府)から発給されたおふだ

出雲大社(島根県)の御師によっておふだと一緒に配られていた十六島海苔

出雲大社(島根県)の御師によっておふだと一緒に配られていた十六島海苔

 

太宰府天満宮(福岡県)のおふだ

太宰府天満宮(福岡県)のおふだ

開催期間

2021年10月15日(金) ~ 11月21日(日)

開館時間

9:30~17:00

休館日

月曜日

会場

徳島県立博物館 企画展示室(1階)

観覧料

一般200円、高校・大学生100円、 小・中学生50円
※各種減免あり

展示解説

日時

令和3年10月17日(日) 午後1時30分~午後2時30分
令和3年11月 7日(日) 午後1時30分~午後2時30分

会場

徳島県立博物館 企画展示室(1階)

*観覧料が必要です。

展示構成とおもな展示資料

(1)おふだとは
(2)徳島市名東町(元庄屋)に残されたおふだ
・愛宕山教学院、祇園社成就院発給のおふだ
(3)鳴門市撫養町(元造り酒屋)に残されたおふだ
・大量の四国遍路納札

(4)阿波市土成町(元寺子屋?)に残されたおふだ
・太宰府天満宮発給のおふだ
(5)発見!こんなものも残っていた!
・広げると10m以上にもなる最強の御守(おまもり)「九重守(ここのえまもり)」
・出雲大社のおふだに「十六島海苔(うっぷるいのり)」
(6)現在も見られるおふだ

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