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お知らせ:2020年10月よりメールアドレスが変更になりました。

ドメイン名がbunmori.tokushima.jpになりました。なお、姓と名の区切りがハイフォン(-)からアンダーバー(_)にご注意ください(2箇所)。

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※職員以外の代表メールなどは以前のままです。

植物担当学芸員の小川誠です.

少し固くなりますが,自己紹介をかねて私の仕事を紹介します.

photo 博物館法には「国民の教育、学術及び文化の発展に寄与すること」,徳島県文化の森総合公園文化施設条例には「個性豊かな県民文化を振興し、魅力のある地域づくりに寄与するため、県民の文化活動の拠点として、徳島県文化の森総合公園文化施設を徳島市八万町に設置する」とあります.

 また,徳島県立博物館基本構想報告書には

  • 郷土に根ざし世界に広がる博物館―徳島の自然,歴史,文化の資料を総合的に展示し,全国的・世界的なかかわりについても理界できる施設
  • 開かれた博物館―博物館の活動に県民のだれもが参加でき,楽しみながら学び,考え,豊かな知識を高めることのできる施設
  • 研究を大切にする博物館―学術的な調査研究,資料の収集を通して,常に新しい展示と情報を広く提供する施設
  • 文化財を守り自然の保全をめざす博物館―県民の貴重な文化的資料を永久に保管するとともに,文化財と自然の保護に努める施設
とあり,「このような博物館こそが,未来の徳島の誇り高い文化を創造するための中心的な役割を果たし得るのではないでしょうか」と結んでいます.

 博物館の活動は,「収集保存」,「教育・普及」,「調査・研究」,「展示」の4つの柱があり,それらが密接に関わっています.私の仕事はこれらのことをベースにしています.
 その中で注意しているのは次の点です.

  • ・博物館や地域に蓄積された,標本や情報などを活用できるようにする
  • ・他の博物館とのネットワークを進める.
  • ・自然環境保全に対する情報提供を行い,国や県のシンクタンクとしての役割を担う.
  • ・学校教育の支援を行う.
  • ・人材を育てる.

そうした活動を通じて、自然(植物)の面白さやすばらしさを伝えていければと思っています。


 

タンポポ調査:市民参加型調査の代表

身近な自然の代表でもであるタンポポの分布を調べて、身の回りの自然環境を調べたり、関心をもっていただくことを進めています。

photo 徳島県では博物館が中心となり今までにタンポポ調査・西日本2010とタンポポ調査・西日本2015を実施しました。これを行うにあたり、小川は徳島県の事務局を立ち上げ運営したり、西日本全体の事務局として、県内はもとより、県外のたくさんの団体の方の協力をあおぎながら調査を実施してきました。
 その結果、徳島県は西日本で一番在来種の割合が高いことがわかりました。また、隣県の高知、愛媛県とは優先する在来種のタンポポの花の色が違うこともわかりました。それらの結果を小冊子にまとめたり、展示したりして、参加してくださったみなさまに結果を還元しています。

タンポポ調査・西日本2010

タンポポ調査・西日本2015


 

自然の面白さを知っていただく体験ツールの開発

自然(特に植物)の面白さやすばらしさを知っていただくための体験ツールを開発したり、紹介しています。身の回りの草や木を使った楽しい工作や料理を通して、植物の面白さや役割を学ぶシリーズである「みどりを楽しもう・味わおう(旧みどりの工作隊)」を普及行事で開催しています。

photo 発見すること、気付くことの楽しさ、いろいろな実験を試してみるといった体験活動を通じて、自然(特に植物)の面白さやすばらしさを知っていただく活動を行っています。

身近な植物で紙作り

みどりを楽しもう・味わおう

みどりのサポート隊

自然史系学芸員100円グッズプロジェクト

ブラックライトでいろいろなものを光らせよう


 

最新情報&更新情報

2016.5.16 このページをリニューアルしました。


 

お問い合わせ

→メールや電話でのお問い合わせ
ご不明な点がございましたら、まずはお気軽にご相談下さい。


 当館にはたとえばシダやコケ、キノコの専門家はおりません。サイエンスミュージアムネットの研究員・学芸員検索で”植物”のようなキーワードで調べると、お近くの専門家に出会える可能性があります。
    →サイエンスミュージアムネットの研究員・学芸員検索

 

植物の同定依頼について

 写真による同定(植物の名前調べ)は困難を極めます。googleで「花 掲示板」を検索すると、画像を投稿して花の名前を調べることのできる掲示板が見つかりますので、そちらで相談されることをお奨めいたします。
 また徳島県外の方の同定依頼を受ける場合がありますが、他県の植物については情報が少ないのでお断りするケースもあります。お近くの博物館等でも同定依頼を受けている場合がありますので、そちらをお奨めいたします。


→標本での同定依頼の方法:結局は同定は標本をお送りいただいた方が早い場合が多いので、簡易な標本作成法を紹介しいます。


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