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お知らせ:「みどりのサポート隊」を募集しています。

 「みどりを楽しもう・味わおう」は博物館の普及行事のシリーズの一つとして開催しています。その行事をもっと楽しくするために、「みどりのサポート隊」を募集して、新しい行事の開発や既存の行事の改良を一緒に行っていきます。

「みどりのサポート隊募集のチラシ」
Facebookの記事

お知らせ:関連の展示をしました。

トピックコーナー 「身のまわりの植物を楽しもう」

■会期:2017年5月30日(火)~2017年7月30日(日)
※休館日 月曜日(ただし7月17日は開館)、7月18日
■会場:常設展示室ラプラタホール内
※常設展の入館料が必要です。

 環境や生物多様性への関心が高まっていますが、身のまわりの植物を活 用し、遊んだり、味わったりしながら、植物の面白さや役割を体験することは、身 近な環境について理解を深める上でとても大切です。
 今回の展示では、誰でも身のまわりの植物を紙にできる方法を紹介します。また、タケノコの皮やナスの皮など、捨てられてしまう部分を使って布を染める草木染めも紹介します。意外なもので紙をすいたり、布を染めることができます。さらに、加熱しないで紙作りや草木染めをする方法を紹介しますので、子どもでも安心してでき、夏休みの自由研究のヒントにもなる展示です。

※チラシはこちら

「みどりのサポート隊」とは

 徳島県立博物館の普及行事「みどりを楽しもう・味わおう」(身のまわりの植物を楽しむ行事)の開発や内容の改良にご協力いただけるボランティアのみなさまです。

 博物館では使命として、「徳島の自然や歴史、文化の宝箱-県民とともに活動し、成長する博物館」を掲げています。従来より、「みどりを楽しもう、味わおう」をテーマに「葉っぱのスタンプとカルタ作り」、「ドングリクッキーを作ろう」、「パイナップルで年賀状を作ろう」、「リースを作ろう」などの普及行事を開催し、身のまわりのみどり(植物)を活用し、遊んだり、味わったりしながら、植物の面白さや役割を体験し、身近な環境について理解を深めていただいています。幸い、行事の参加者には毎回非常に好評で、もっとこのような行事を開催してほしいとの感想が寄せられています。
 その行事を発展させるにあたり、より楽しい行事にしていくために、学芸員と一緒に活動していただく県民のみなさまを「みどりのサポート隊」として募集し、従来の行事を改良したり、新たな行事を考案することにしました。

■ 活動期間

平成30年6月から平成31年3月まで、毎月1回程度、会合を持ちます。
※参加申し込みは随時受け付けています。

■ 活動内容

 主な活動内容は、博物館の普及行事「みどりを楽しもう、味わおう」シリーズの新しい行事の企画や現行の行事の改良です。参加者の視点から、より楽しい行事にするにはどうしたら良いかアイディアを出していただきます。それを元にした試行に取り組みます。

例:加熱しない草木染めにチャレンジ、ドングリでうどんやクズ餅作り、意外なもので紙作り、超高速ドングリゴマを作ろうなど

■ 対象

どなたでも。年齢、性別、経験は問いません(ただし、小学生以下は保護者同伴)。

■ 応募方法

博物館 小川 誠まで、メールでお申し込みください。毎月の会合の案内を出しますので、関心のある時にご参加いただけます。


博物館からのメールを受け取れるかご確認ください。スマートフォンや携帯電話の場合、受け取れるメールを限定している場合があり、博物館からのメールが届かないことがあります。「キャリア名(AU、docomoなど)メール 受信リスト」で検索すると設定方法がわかります。

■ 担当者

上席学芸員 小川 誠 TEL 088-668-3636




活動記録

 みどりのサポート隊は2016年の11月から活動を開始しました。初めての活動でしたので、運営上の課題がいくつかあり、最初は広く公募せず試行段階として、いろいろなことを試しながら運営方法などを試みてきました。2017年5月にトピックコーナー 「身のまわりの植物を楽しもう」に併せて、広く広報・公募し、6月より本格活動となりました。
 参加者のみなさんからのいろいろな意見を伺うことができ、すぐさま行事の内容に変更を加えてより楽しいものになったものもあります。

■ 2016年11月から2017年5月(試行段階)

日時:2016年11月6日(日)
場所:博物館実習室
内容:マテバシイドングリの活用
概要:マテバシイを使った料理の開発。マテバシイの粉でうどんやホットケーキ、たこ焼き(風)を試作し、試食した。ホットケーキは行事に取り入れてもよいということで、次年度の行事計画に反映された。

日時:2016年12月18日(日) 13:00~16:00
場所:博物館実習室
内容:クズ粉を採ろう(採集編)
概要:裏山に生えているクスを採集し、砕いて水につけ、葛粉をとった。

日時:2017年1月15日(日) 13:00~15:00
場所:博物館実習室
内容:くず粉を活用しよう
概要:前回の12月18日に採取したクズの粉を使って、葛湯を作り試飲した。
クズと同様にして作成した、マテバシイの粉(デンプン)を使いワラビ餅(風)を作成し、試食した。

日時:2017年2月12日(日) 13:00~16:00
場所:博物館実習室
内容:草木染め
概要:草木染の試行を行った。ホウレンソウ、ビワ、玉ねぎの皮、キハダの色素を材料を煮て取り出し布を染めた。

日時:2017年3月19日(日) 13:00~16:00
場所:博物館実習室
内容:タンポポコーヒーとタンポポのケーキ作り
概要:タンポポの根を洗い、タンポポコーヒーを作った。またその粉を使って、カップケーキを作った。ケーキはおいしかったので、1週間後の行事で実施した。

日時:2017年4月16日(日) 13:00~16:00
場所:博物館実習室
内容:春の植物で草木染め
概要:春の身近な植物の草木染めを行った。ヨモギ、イヌヨモギ、ヤナギ、クレソン、ノイバラ、ミント、キク、ヤマブキを使って布を染めた。また、鮮やかな黄色には染まるものの、水洗で色が落ちてしまうヒゼンマユミの染色方法の改良を検討した。

日時:2017年5月14日(日) 13:00~16:00
場所:博物館実習室
内容:草餅を味わおう
概要:草餅には、主にヨモギが使われるが、それにはヨモギの葉の裏の毛が、つなぎとなって、餅に独特の歯ごたえが出ると言われている。今回はそのヨモギに加えて、おなじヨモギの仲間ではあるものの葉の裏に毛がないオトコヨモギを使い草餅にして、食べ比べ毛の有無と歯ごたえの関連を試してみた。


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