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ボランティアさんが考えてくれた企画です。

 2018年度のイベントボランティアさんが2019年2月11日の企画として考えてくれたものです。高校生のボランティアさんが我々では思いもつかないアイディアを考えてくれました。その様子はこちらでも公開されています。
 そのやり方についてもう少し詳しく記載するためにこちらにページを作成しまた。ボランティアの皆様に感謝です。植物関連だと、実物のモミジの葉を使って、型を作ったものがありましたので、それでバスボムを作ってみました。

準備するもの

 まずはレジンで、型を用意します。型の作り方はいろいろあって、高級なシリコンの型取り材を使ったり、100円ショップで売っている型取り材やシリコンコーキング材を使っても取れます。また、真空成型と呼ばれる手法でも型取りしてみました。いろいろやってみましたが、簡単なのは高級なシリコンの型取り材で画材屋さんなどで入手できます。ちょっとお高めなのが欠点ですが、博物館の地学資料のレプリカにも使われていますので、精密という点でも十分に耐えるものができます。コストパフォーマンスに優れるのは100円ショップで売っている型取り材でした。右の写真は貝の型取りをしたものですが、きれいに型が取れてバスボムにも使えました。こうした型をつくっておけば、おゆまる(樹脂粘土)遊びなどにも使えます。
 真空成型というのは聞きなれないかもしれませんが、お惣菜のパックや使い捨てお弁当容器など日常よく使っているものに使われている成型法です。掃除機を使って自作することもできますので、ご興味があれば「真空成型 自作」などで検索すると情報がでてきます。


真空成型でサンゴの型を取ったもの。いろいろ工夫すると、結構細かな模様も取れるようになる。

 次に、重曹、クエン酸、片栗粉を用意します。バスボムのお湯に浸かるので、重曹やクエン酸は食用のものを使うと安心です。また、アルコール(90%以上の濃度)と霧吹きも用意します。


作り方

1.重曹、クエン酸、片栗粉を混ぜる。
それぞれ重量で2:1:1の割合で混ぜます。例えば重曹30g、クエン酸15g、片栗粉15gです。重さを量ったらビニール袋に入れてよく混ぜます。この時色や香りをつけると楽しいバスボムができます。
2.アルコールを少量霧吹きで吹きかける
次に、アルコールを霧吹きに入れて少し湿らせます。この時に水を使うと、重曹とクエン酸が反応してしまいますので、型に入れた場合うまく固まりませんでした。
3.粉を型に入れてスプーンで押し付ける
アルコールを少量含ませた粉を型に入れてスプーンで上から押し付けて型によくなじませます。しばらくたったら、型から外します。


いろいろと試している様子。結構失敗もありましたが、一歩ずつ解決し進んでいきました。

 完成したバスボムはお湯につけるとぶくぶくと泡がでて溶けます。片栗粉については入れなくても良いという情報もありましたが、片栗粉の有無でお湯につけてみると、片栗粉が無い場合の方が早く溶けてしまいました。このあたりはお好みでいろいろ試してみると良いでしょう。また色や香りは100円ショップでもいろいろな素材が売っていますので、それも試してみるとオリジナルのバスボムをつくるという楽しみがあります。


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