ブラックライトは役に立つけど注意も必要

photo ブラックライトでレジンを固める
 ブラックライトはネイルを固めたり、歯医者さんで歯の治療に使ったりととても役立つライトです。しかし、その紫外線は目では見えませんので、強い光をあびていても気が付きません。ブラックライトを扱う時の注意点をまとめます。

 

ブラックライトは絶対に覗かない

LED

LED型のブラックライト(右端のみ普通のLED)

 普通に売られているブラックライトは、長波長の紫外線(UVA)を出すライトです。紫外線には他に中波長(UVB)、短波長(UVC)のものがあり、こちらはエネルギーが強いので特に人体に害を与えるので注意が必要です。オゾン層の破壊で太陽光に含まれる中~短波長の紫外線がふりそそぐ量が増えるために社会問題となっています。それらに比べれば、やや害の少ないとされるブラックライトですが、他の目に見える光に比べてエネルギーは強いので、特にライトを直接覗くとよくありません。絶対に覗かないようにしましょう。

紫外線カットのゴーグルをしましょう

LED

ジュニア学芸員講座で紫外線カットのゴーグルをつけて作業する子供たち

 紫外線カット率90%以上のゴーグルや保護メガネをしましょう。特にお子さんについては、目を保護することが重要です。
 他には、できるだけ反射を抑えるために、光らせるものの背景には黒いフォルトを使うと、反射によって浴びる紫外線量を抑えることができます。服は肌が露出しないものの方がよく、念のため露出した肌には紫外線保護のためのクリームをぬっておくとなお安心です。


 

サングラスなどいろいろな眼鏡も有効です


100円ショップでも売られているサングラス。これも紫外線カット率が表示されているので、カット率の高いものを選びましょう。筆者は眼鏡を作る時に紫外線カットとブルーライトカットを指定したレンズを使っています。また、ブラックライトについてきた紫外線カットの眼鏡もあります。

100円のサングラス

100円のサングラス

特注眼鏡

紫外線とブルーライトカットの眼鏡

おまけ眼鏡

ブラックライト付属の紫外線カットの眼鏡

 


 

環境省の紫外線環境保健マニュアル2008もご覧ください

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