さまざまなものにブラックライト(紫外線)を当てて発せられる蛍光を観察します。Photoluminescenceとも言います。動植物、岩石鉱物などいろいろなものが光ります。
ブラックライトで観察する方法

ブラックライトの種類
蛍光灯型やLED型などさまざまな種類があります。
蛍光灯型はランプは安いのですが、切れたり、熱くなったりしますので、懐中電灯型のLEDにしたら使いやすいです。
LED型ブラックライト(3灯)
LED型ブラックライト(多灯)
100円ショップで売られている自転車のミラーでLEDを固定
蛍光灯型ハンディブラックライト
電球ソケット使用LEDブラックライト
100円ショップで売っている100円の簡易ブラックライト
100円ショップで「秘密ペン」や「シークレットペン」、「マジックライトペン」などの名称で簡易ブラックライトが売られています。先端にLEDが付いていて、いろいろなものが光ります。お札の印鑑は365/375nmの光でないと光りませんので、これでは光りませんが、ある程度はこれもで光ってくれます。ただし、品薄状態ですぐに店頭から無くなります。
100円の簡易ブラックライト
100円の簡易ブラックライト
100円ショップのブラックライトがバージョンアップしています
上記以外に100円ショップでブラックライトが売られています。お札の印が光る365nmのものも出てきました。主に、ネイルコーナーで売られています。
365nmと405nmのブラックライト(500円)
100円の懐中電灯型ブラックライト
100円のUSB型ブラックライト
写真を撮影しているところ
ブラックライトと光るものが用意できたらいよいよ写真撮影です。その場合、部屋全体を暗くするのと、対象物だけを暗くする2つの方法があります。
■部屋全体を暗くする場合
部屋全体の灯りを消して暗くして、ブラックライトをあてて写真撮影をします。蛍光灯などの通常の光を手元に用意しておくと、部屋の灯りを消しても慌てなくてもすみます。また、最近ではデジタルカメラをスマートフォンやタブレットで遠隔操作できるものありますので、三脚にカメラを固定して、通常の光と、ブラックライトの光を当てて撮影すると、同じアングルで比較でき、手ぶれも防げますので、どこが光っているのかわかりやすくなります。
100円ショップのスマートフォン用三脚にブラックライトLEDをセロハンテープで固定し撮影。ipadでオリンパスのデジタルカメラ(STYLUS TG-3)を操作。
■対象物のみ暗くする場合
部屋全体の灯りはそのままで、布や紙を内側に貼って黒い箱を作りそこで撮影します。手前側も板でふさいで、窓を開けるとより対象物が暗くなりますので、蛍光がわかりやすくなります。
黒布を貼ったコンテナで撮影