さまざまなものにブラックライト(紫外線)を当てて発せられる蛍光を観察します。Photoluminescenceとも言います。動植物、岩石鉱物などいろいろなものが光ります。
タネや木の実が光る
タネや木の実に紫外線を当てると
オニグルミ
タネや木の実には脂肪がたくさん含まれています。この脂肪は油なのですが、よく光ります。これは脂肪自体が光っているのではなく、脂肪にいろいろなものがとけ込んでいて、その中の蛍光物質が光っているのかもしれません。
展示ではクルミやピーナッツ、ピスタチオ、カシューナッツ、アーモンドなどに紫外線を当てました。どれも光っていました。
これ以外にもいろいろと光りますので、ぜひチャレンジしてみてください。
展示
クルミに普通の光とブラックライトを当てた画像では...
野生のクルミであるオニグルミの実を2つに割って内部をむき出しにすると...
ピーナッツ(落花生)に普通の光とブラックライトを当てた画像では...
ピーナッツ(落花生)が手元に無かったのでカキの種(ピーナッツ入り)で試してみました。
薄青い光を出しているのですが、ピーナッツの蛍光について調べていると輸入ピーナッツにアフラトキシンという蛍光物質が含まれていることがわかりました(食品に含まれる濃度に基準があるとのことです)。もしかしたら、このアフラトキシンが光っているのではという疑問が出てきました。
そこで、国産の種苗用の落花生の種子を購入して、同様の実験を行ったところ、同じく弱い蛍光を発しましたので、アフラトキシンが光っているのではないだろうと推察することができました。
アーモンドを光らせてみよう
アーモンドの皮がないところは。。。